2月 2012
3件の投稿
1タグ
漢朝宇宙人建国説
漢朝を築いた人物、劉邦の名は『史記』『漢書』などに記されており、漢の高祖とも呼ばれる。
彼の出自は明らかではなく、伝説上では赤龍の子とされることもあるが、事実はそうではない。実のところ、劉邦は宇宙からやってきたのである。
劉邦にはその外見により様々な種類があると考えられ、これまで確認されてきたものでも
円盤型劉邦
葉巻型劉邦
アダムスキー型劉邦
球状劉邦
ブーメラン型劉邦
V字型劉邦
などが挙げられる。また、近年メキシコで目撃例を増やしているフライング・ヒューマノイドも劉邦の亜種として注目されている。
1タグ
海層世界
陸が海に沈んだというか、ほとんど海で、さらに水が増えていく世界。新しく増えた水は新しい海層を作る。
それぞれの海層は異なった海流と水質で、住んでいる生物も異なる。深海に行けば、恐竜みたいなのもいる。
島は海上だけでなく海中にも浮かんでおり、海流によって流れていく。人類は、海中の島を空気で包み、海層を移動する技術で、暮らしている。
2タグ
ハリセンボン
ディストピアVer
嘘をつくことが許されない社会。人々は体に1000のナノマシンを入れて、生体反応をモニタリングして中央に送信。「嘘をついた」生体反応が検知されると、ナノマシンが神経に直接働きかけ、体中を針で刺されたような痛みを感じる。
ナノマシンを小指から注入する手術は、「指切り」とも呼ばれる。
嘘をつく人は、社会的な信用を得られない。しかし、社会は必ず抜け道をつくるもので、ダミーナノマシンにより、嘘の生体反応を中央に送る違法技術も発明される。
⇒ 伊藤計劃「ハーモニー」に設定が酷似しているので、開き直って二次創作とした方がいいかもしれない。
パンデミックVer
「嘘をつくと、全身を針で刺されたように感じる奇病」が世界に蔓延する。
針で刺されたような症状は、身体に入ったウィルスが、「嘘をついたときの生体反応」に対して拒否反応を示すため。
...
1月 2012
9件の投稿
1タグ
ガソりん
ガソりんは内燃機関の中で働く小さな女の子。自動車やバイクなどのエンジンの中では、ガソりんが一生懸命ピストンを動かしている。
甘いものがニガテなので、砂糖を与えると途端にやる気をなくす。
この頃は地球温暖化の悪者にされているのを不満に思っている。
親戚に外燃機関で働く「セキたん」がいる。
3タグ
たんけんぼくの死街
たんけんぼくの死街(まち)は、19XX年4月1日から20XX年3月32日までNHK不教育テレビで放送されていた不教育番組。人生3年生対象の社会科番組。全3756回。 謎の放射線により日本各地にゾンビが溢れかえった近未来。舞台となった街で主人公の「腸さん」が迫り来るゾンビと死闘を繰り広げながら、かつての文明の痕跡を辿り、手書きの地図にまとめるというのが毎回の主な展開だった。...
1タグ
1秒でやれる
どれだけ時間がかかっても自分ができることは、1秒で結果を出せる能力。
たとえば、学校の宿題も、自分が時間をかければできる問題なら、過程をすっとばして、1秒後には、完了した宿題に置き換わっている。
毎日走りこむという現実的な計画を立てて、能力を使うと、毎日走りこんだ結果の体力や筋力が手に入る。
……
何か既視感があるので、どっかで設定を見てパクッてる可能性があるので、元ネタがあればご報告ください。ジョジョのキングクリムゾンやらD4Cやらの自覚はあります。
1タグ
じんば笛
この笛を吹くと、紙幣の額面が上がる。強欲な隣の爺さんが吹いてしまった。
2タグ
タイムベッド
あるいは、タイムスリップ親父。
還暦を迎えた親父がタイムスリップして初恋の女の子に告白する話。
夏休みに、妻と娘二人(28歳子持ちの主婦と、19歳女子大生)と上の娘の夫とその子供(孫1歳)をつれて、実家に帰った親父。
実家は、去年親父の母が亡くなってから、誰もいない。葬式が終わってからも、仕事やら受験やらで、遺品の整理や、掃除が滞っていた。親父は、几帳面な性格を発揮して、猛烈に掃除にとりかかるが、家族は久々に皆揃ったという事で楽しそうに喋ったりしてあんまり仕事をしない。親父はその辺苦々しく思いつつも、いつものことであるので、半分諦めながら作業をしている。
親父は、物置代わりの部屋で、二段ベッドを見つける。それは親父が小学生のときに兄と共用で使っていたベッドだった。そして、親父はベッドのマットの裏に、小学4年生のときに失くしてしまって提出できなかった絵日記を見つける。
...
1タグ
説話
都内某所にある、寺院の経営する幼稚園。
僧侶である園長は、園児に『トムとジェリー』のビデオを見せた後に必ずこう付け加える。
「これこそが、六道輪廻のひとつである畜生道です」
ディズニーでもやっぱり同じことを言う。
2タグ
貰鳥あむ
貰鳥あむ(もらとりあむ)は猶予期間をあむあむと食べて栄養にする女の子。
1タグ
活字依存症の少年少女感動もの
活字中毒を持病としてもち、幼少より入院していた少女が、電子書籍リーダー片手に、病院を抜け出して、外の世界を見に行く。
少女は、一定の間隔で「意味の取れる文章」を読み続けないと、呼吸が止まってしまう。ただし、同じ文章を繰り返し読んでも、その文章を少女が覚えていれば、効果はない。
外の世界の道案内役として、少年と出会う(ボーイミーツガール!)。冒険の途中、電子書籍リーダーのバッテリーが切れてしまい、道々の看板等を読みながら、病院に帰ろうとするが、外国人街に迷い込んでしまう。店の看板もほとんど外国語で、少女は言葉の意味がとれず、窮地に陥る。
一緒に行動していた少年は、少女を救うために、持っていたノートに物語を書き始める。
1タグ
フィルムに写るのが光だけだと思うなよ
魂だ。 魂を焼き付けるのだ。
水上卓(みなかみ すぐる)は全生命力を手に持ったデジタルカメラに込めんとしていた。また卓の全神経は、撮影対象である倉持芙紗子(くらもち ふさこ)に向けられている。
芙紗子は、卓の右隣の家に住む、卓の五つ年上の女性である。大学卒業後、東京で働く二つ年上の彼氏と結婚するため、一ヵ月後には引っ越してしまう。彼氏とは大学時代のサークルで知り合ってから付き合い始め、彼氏の卒業後2年の遠距離恋愛を経て、芙紗子の卒業を機に結婚へと決着したのだった。
卓は怒っている。怒りの矛先は芙紗子にではない。その重要な事実を、東京行きのわずか一ヶ月前にまとめて知ることとなった自分のふがいなさ、情けなさについて怒っているのだ。
...
12月 2011
12件の投稿
1タグ
座敷妹
遠野に伝わる妖怪。十数人の妹に囲まれて楽しく暮らしていた兄が、ふと気がつくといつのまにかひとり増えている。しかし誰が新しい妹なのかは決してわからない。それこそが「座敷妹」である。そしてそのまま居つくという。「座敷妹」が居座った家庭に福運が呼び込まれるとかそういったことは全くないので、単に食い扶持が増えるだけなのだが、それを気にするような兄の下には「座敷妹」も寄り付かないので特に問題はない。
...
1タグ
唄い骸骨
骨伝導スピーカーの存在からも判るように、音声は骨格を伝わっている。声帯によって発せられた声は、骨と肉によって増幅され、空気を震わせる。
実際の所、人骨はそうして発せられた音声を余す所なく記憶している。産声から今際のうわ言までの全てが、年輪としてそこに刻まれている。勿論、それは単に音声が人骨中にごく微細な波形を残しているに過ぎない。骸骨に耳を当てても生前の声は聞こえるはずもない。
しかし近年の研究成果は目覚しく、遂に人骨中に秘められた音声の痕跡を検出、再生することに成功した。これによって、死者が生前に発したあらゆる言葉が再現可能となった。犯罪捜査、歴史研究、家庭争議その他、様々な分野での活用が期待されている技術である。
1タグ
水魔
夏に活発になる妖怪で、海や川の中に潜んで待ち伏せし、油断している人間を引きずりこむ。水難事故の多くがこの妖怪の仕業である。
元は溺れ死んだ人間の怨霊だとも言われている。彼らが他の者を溺れさせればその代わりに自身が水から抜け出せるともいう。これなどは四国の「七人みさき」と同様の言い伝えであろう。
ずっと水に浸かっているせいですっかり陰気になったためだろうか、活発なものに弱く、念入りに体操などした人間には近寄ろうとはしない。水に入る前に入念に準備体操をするというのは、この「水魔」を避けるまじないとしての意味があるとされる。
嵐の時に田んぼの様子を見に行った農夫が水路に流されるというのも、水魔が足を引っぱるせいなのかもしれない。
...
2タグ
同名の異性に欲情
男女兼用できる日本語名がある。たとえば「ユウキ」や「マコト」という名は、男女どちらでも名づけられうる。
さて、ここにひとりの女性がいる。彼女は女だが、彼女の名前は、男にも普通に名づけられる名だ。
彼女の性癖は特殊で、自分と同じ名の男性にのみ劣情をおぼえる。
人の名づけは、固体識別に必要なものだ。
自分と相手が同じ名であれば、同一人物だと誤解されることもある。
そんな同名の相手と交合すれば、自分はいったいどうなってしまうのか。
もし結婚して同姓になれば同姓同名になるであろうことを想像し、彼女は興奮する。
婚姻届を夢想する。
2タグ
米一粒は黄金一粒
電子立国の名残は消えうせ、土地ある限り、水田となった日本。都市には立体水田が溢れ、道路にはトラクターやコンバインが走る。
日本産の米の価値が高騰。経済的に窮地に追い込まれていた日本は、農業国家へと舵を切り、V字ターンを実現する。
2タグ
エレベーターガール
私はエレベーターが来るのを待っている。
エレベーターの扉が開く。ケージには人間がひとり乗っている。エレベーターガールが乗っている。
通常と異なるところはひとつだけ。彼女は風船を手にしている。ヘリウムが入っているのだろう、ふつうのゴム風船。彼女はゴム風船につけられた糸の端を持っている。
エレベーターガールは口を開く。エレベーターガールとして当然の言葉を口にする。つまり「上へ参ります」と言った。
風船が上昇する。糸につかまった彼女は風船に引っ張られるようにして宙に浮く。エレベーターガールの足がケージの床面から離れる。エレベーターガールの肉体は上方向へ消えていく。そして見えなくなる。
私の目の前には、扉が開いたエレベーターのみが残される。
1タグ
座敷わらし回収業
家に繁栄をもたらすと言われている座敷わらし。
その座敷わらしを回収していく業者があるという。
目的は、富の収奪か。あるいはその屋敷への何らかの罰か。
はたまた社会全体に運勢を循環させるためか。
1タグ
四千万歩の男・伝奇編
五十歳で隠居してから天文と測量を学び、ついには日本列島の精細な海岸線を地図として纏め上げた男、伊能忠敬。
彼の出身地である下総国では、伊能家は密かに「異能家」と呼ばれ畏怖の対象となっていた。伊能家は太古の秘術を司る呪術家の血筋であり、婿養子である忠敬も当然ながらその秘儀を伝授されている。測量事業を幕府に援助させる上でも伊能の秘術がひとつの重大な要因となったことは想像に難くない。
忠敬の測量の旅は、実際多大な危険を孕んだものであった。公儀に対して不穏な態度が見え隠れする薩摩などといった土地も、一歩一歩測って進まねばならない。忠敬一行は旅の途次、正体の知れぬ輩に何度か襲撃を受けている。そういった時に身を守る術として用いられたのが伊能家の秘術であった。
...
1タグ
愛のないセックス
愛のないセックスのときは、挿入されると噛み千切るように遺伝子操作された新人類。
性犯罪や未成年の性行為の数は激減するがしかし、結婚した男女間での性行為の回数も減っていき、人口は緩やかに減少していった。これは新たな問題として捉えられたが、地球全体の人口増加問題に対する対策となっており、大きく取り上げられることはなくなった。
この環境下において、子供を持つことは、両親に愛があったことの証であり、子供が居ることは新しいステータスとなる。
しかし、噛み千切られた被害男性の数は増えていき、それら、去勢された男性たちは、やがて第三の性として認識されるようになった。これが副作用として現れた新しい人類であった。
3タグ
部分的幽体離脱症
部分的幽体離脱症または心体不一致障害。
朝起きたつもりが、上半身だけ幽体離脱。幽体離脱して腕があがらない。幽体離脱して一歩踏み出せない。金縛りにあって体が動かない。これらは、幽体が部分的に体から離れたことにより起こることがわかってきた。
通常、健康な人間の身体と幽体は一致している。頭でイメージしたとおりに体が 動くのは、幽体のおかげである。実は、脳で描いたイメージを、正確に身体に伝える手段は人体に備わっていない。代わりにイメージ通りにまず幽体が動くことで、その物理的情報を身体に伝え、イメージ通りの動作が実現される。また脳は一部の処理演算を幽体に任せていると思われるところも発見されている。
...
2タグ
年末交通安全運動
いつものように職場に向けて車を走らせていた朝、ちょっとした気紛れで裏道を走ったばかりに子供をはねてしまう。
鈍い音と衝撃。赤いのはランドセルなのか子供自身なのか。
人気のない裏道のことで、目撃者もいない。動転してそのまま逃げ出した。
そのまま仕事を休み、家に籠って一日過ごす。遠くでサイレンが聞こえたような気がずっとしている。
眠れない夜が明けてから一日ぶりにテレビを点ける。ニュースには轢かれた子供のことなど出てこない。
少し安心するものの、何かがおかしい。
ニュースの日付が、昨日と同じなのだ。
酔ったような気分で外に出てみると、車も凹んでいない。
――となると、全部夢だったのか。
腰が抜けるほど安心して、改めて出勤する。
今度は念のため、裏道など通らずいつも通りの道を走る。
音と衝撃。赤。
今度こそ本当に子供を轢いた。 人が集まってくる。
...
11月 2011
17件の投稿
3タグ
おっぱい探偵
「失礼ですが、奥さん。Dですね」 「は?」 「Dカップかと聞いてるんです。大事な事です。奥さん、答えてください」 「な、なんの関係が」 「奥さん、乳の形や重さが、精神状態によって少しずつ変動していることをご存知ですか」 「し、知りません」 「じゃあ、あなたの胸で教えてあげましょう。私のこのゴッドハンドなら、簡単に計測できます」 「ちょ、ちょっと!」 「心配ありません。私があなたの胸を揉んで…測っている間に、いくつか質問させていただく。静かに!あなたの容疑を晴らすためでもあるんですよ! さあ、奥さん。挟ませて下さい」 「ちょった! ちょっと待った!」
部屋に別の男が入ってくる。
「そいつは偽物です! 奥さん、だまされないで!」 「全然、だまされてません! 助けて!」...
1タグ
おれ以外全部幽霊アパート
大学は出たものの就職口が見つからず、しがないバイト暮らしをしていたおれであったが、突然世を去った祖母の遺言によりアパート管理人兼大家の座を相続することになった。
早速アパートの住人に挨拶しに行ったものの、なぜか誰一人顔を見せない。入居者名簿には確かに全室分の名前があるのだが、どの部屋にも灯りが点いたところを見ない。
でも確かに誰かはいるようで、ドアが開閉する音や、床を歩き回っているミシミシ音が聞こえてはくるのだ。時々泣き声やボソボソ話し声も聞こえる。外から見ても、各部屋のカーテンが時々開いたり閉じたりする。家賃もちゃんと毎月振り込まれるし、水道とガスのメーターも少しではあるが動く。
やはり誰か住んでいるはずなのだが、一向に住人の姿は見えない。ただ、祖母が飼っていた犬のソーイチローが時折、誰もいない方向を見つめながら鳴いたり尻尾を振ったりするのはなんなのであろうか。
2タグ
カラアゲの星
星の大部分を占める油の海。時折、そこにカラアゲが、浮かび揚がってくる。
そのカラアゲを資源として利用するからあげ星人。油の海にカラアゲを沈めたのは、古代カラアゲ星人。古代カラアゲ星人が滅びた後、現在のカラアゲ星人が、カラアゲを資源として文明を発達させた。
カラアゲが揚がってくる数分が、カラアゲ星人にとっては数百年に感じられる。
いずれ資源が枯渇することがわかっている。そのとき、カラアゲ星人がとったのは…
1タグ
ロマンティック仁義
ハドリアヌス帝の治世、帝国に広く名を轟かせた侠客がいた。その名を松という。
松は民衆、特に貧民の味方として横暴な地方役人に反抗した硬骨漢として、半ば伝説化されている。
彼の活躍を描いた叙事詩はローマ帝国の治世を通じて幾度となく舞台化され、民衆の大きな支持を得た。
しかし侠客という反体制的な存在を英雄視することは、当然ながら体制側の不興を買った。
松を題材とする戯曲は禁制となり、そのため現在は各章の題と断片的な場面が伝えられるのみである。
レスピーギ作曲の交響詩「ローマの松」の着想が彼の伝説に取材しているのは有名である。
第一部「ボルゲーゼ荘の松」
-ローマのボルゲーゼ荘で役人と小競り合いをし、遂に出動した兵士によってあえなくローマを放逐される松。これを機に、共に体制と戦う仲間を求めて旅に出るのであった。
第二部「カタコンブ付近の松」
...
4タグ
「親方ー!空から女の子
の尿がー!!」
「……おめェ、とうとういかれやがったか。前からおかしいとは思っていたんだが、こうなっちゃあ哀れな奴よ」
「いやいや、本当なんだって親方!さっき空から降ってきたんだよ!ぱらぱらと!ほら!匂いするだろ?」
「……尿が?空から?」
「尿が!それも女の子の!」
「……オーケー、百歩、いや一万歩譲ってそれが雨かなにかじゃなくて本当に尿だったとしよう。だが、それがなぜ女の子のだと判る?判りっこないだろうがよ」
「親方、俺を見くびってもらっちゃ困るぜ?俺は世界で五本の指に入ると言われるほどの尿ソムリエぜ?例えたった一滴の尿だろうが、その生産者の性別、年齢はおろか体格、顔つき、体調から精神状態まで大体の察しは付くってもんだよ!」
「そんな気違いじみた存在がお前以外にいるとは到底思えんが、じゃあ何か?その尿をばら撒いた張本人のことがそんなに詳しく判るってか?」
...
1タグ
触手太郎
むかーしむかし。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に出かけました。
お婆さんが川へ行ったところ、上流から大きな触手がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
お婆さんはもう随分夜がご無沙汰でしたから、思わずその触手を物欲しげな目つきで眺めておりますと、おもむろに触手が伸びてお婆さんの肢体を絡めとりました。
(中略)
そうして生まれ落ちた元気な男の子は「触手太郎」と名付けられ、すくすくと育ちました。
しかし彼の内に沸々と芽生える野生の衝動。やがてそれは滾る欲望の捌け口を求めるのでした。
最初に餌食になったのはお爺さんでした。
(中略)
お婆さんはお爺さんに向ける嫉妬の眼差しを押さえることができませんでした。
(中略)
「鬼か……どんな味かな」
触手太郎は鬼ヶ島に乗り込むことにしました。
(中略)
...
1タグ
幹鼠
妖怪「幹鼠」
『出銭乱土物怪録』に「色黒く、赤き腰巻あり。 耳目大にして甲高き声にて眷属をよばふ。また雌の類を巳二と名づく」という記述がある。
化け鼠の一種で、強大な呪力をもって祟る。一説によれば、恨む相手の家にその姿を描いた石を置いておくとその家ではたちまち巨大な負債を生じ、またたく間に没落してしまうという。その効き目から、この石のことを「出銭石」と呼ぶ。
また一説にはこれは海の向こうにある常世からやって来る神の使いともいい、海の彼方には彼らの住む楽園があるとも考えられている。千葉県浦安にはこれを祀る社がある。
2タグ
壁
遥か昔に人食い人種の一族を巨大な壁で囲った地域に隔離した。
人食い人種の長との約定により、毎年決まった人数を壁の中に生きたまま放り込む。生贄にはもう働けなくなったような老人や病人が主に選ばれた。
時が経つにつれ当初の事情は忘れ去られ、ただ慣例として生贄だけが延々と放り込まれる。むしろ、その風習は豊穣を祈るための儀式くらいにしか思われなくなった。
そして二百年も経つ頃には壁の内側でも食人の風習はすっかり忘れ去られており、そこでは生贄として送り込まれた人々も一緒になって穏やかな生活が営まれていた。
一方、壁の外では大きな戦争が起こった。当然ながら壁の中に人を送り込むような余裕もなくなる。やがて人々はその地から離れていき、壁の中の人々だけがそこに残された。
なぜ巨大な壁がそこにあるのか、もう誰も覚えていない。
1タグ
スペース・ウエスタン・ジャーニー
母なる地球より銀河へと旅立って数万年、人類は遂に宇宙の果てを目の当たりにする。
そこには燦然と輝く巨大な五本の柱が佇立しており、あたかも宇宙を包み込む掌の指の如きものと見えた。
後にそれこそが釈迦如来の手の指と判明する。
玄奘三蔵が生まれる遥か以前の出来事である。
3タグ
プラナリア探偵
プラナリアは他の個体の頭部を食べることにより、その記憶を受け継ぐという。
探偵リア・プラーナは殺人事件の被害者の脳髄を食すことにより、被害者の記憶を受け継ぎ、どんな難事件であっても真相を暴くことができる。
食べた瞬間に犯人がわかってしまうのだが、大っぴらに脳味噌を食べると当然ながら罪に問われるので、如何にして他人に悟られずに脳味噌を腹に収めるかが捜査の肝になる。ある時は味噌汁を作ってそこに入れ、またある時は間違って警部の脳をちょっと吸った。
度重なる食人により、最期は探偵がヤコブ病に罹って終わる。
1タグ
ずらし
妖怪「ずらし」
「ずらし坊」とも。人が寝ているところに忍び込んで、室内の色々なものの位置をずらしてゆく妖怪。
人が首を寝違えるのは「ずらし」が密かに首をずらしてゆくからだと言われる。
髪の生え際が後ろにずれてゆくのもこの妖怪の仕業かもしれない。
2タグ
オナラの六芒星 →
bachihebi:
asamesi-note:
オナラを見えて操ることのできる人たちのはなし
レーザーメスで開腹したら腸内のガスに引火して爆発した事件があったような。
オナラマスターは他人の腸内のガスも自在に操れるとか。
オナラ使いは、能力の習得段階が6つに分けられる。
感知:オナラの色や形を認識できる
接触:オナラに触れることができる
放出:オナラを意思により放出できる
操作:オナラを意思により操ることができる
変形:オナラの形を、意思により変えられる
能力付加:オナラに物理法則を超越した能力を持たせられる。
この6段階を六芒星で表されることが多い。6段階まで習得したオナラ使いは、「ヘクサー」と呼ばれる。
1タグ
東京幻想
東京が消滅して10年、しかし依然として、地理的に東京であったその場所には、地方人が作り出した幻想の東京が存在していた。
1タグ
ピアス
近所で殺人事件がおきるたびに姉の耳にひとつずつピアスが増える。
今ではもう、どこに耳があるのかよく見えないくらいだ。
1タグ
象が、改札に、挟まる
ゆっくりと、一文節、一文節、想像しながら、読んで欲しい。
・象が、改札に、挟まる。
・雲の、ジュウザが、バイトで、遅刻。
・神輿を、かついで、水の、上を、走る、練習、in、市民プール。
・納豆が、友達。
・納豆を、着る、という、発想。
・納豆と、絶交。
2タグ
ご飯とおかずの精密機械
―迷っている? この私が?
彼は一瞬箸を止めて、思考する。
次に何を食べようか迷うことも、迷っている自分を認めることも、そうやって箸をとめることも、全てが常の彼にはないことだった。
彼は精密機械。ご飯……特にお弁当を食べることにかけてはプロフェッショナルだ。
彼はお弁当のふたを開けてから、ふたを置き、箸を手に持って食べ始めるまでの数秒で、弁当計画のほとんどの計算を終えている。
彼は通常の人間が、ご飯領域を8分割で捉えるところを、32分割で捉える。これだけをとっても、常人とはかけはなれた力だ。
その彼が始めて戸惑っていた。
―何なのだ……この弁当は。
彼は驚愕する。
この素朴で、華のない、誰もが知っているようなおかずで構成された弁当が、どうして、こんなにも美味しく、想像を超えてくるのか。
...
1タグ
完全なる世界の不完全な理由
内向的で友達の少ない子供は、校舎の中で人のいない場所をいくつか見つけているものだ。人の声はするけれど、そこには誰もいない場所。彼らにとって、そこはときに自分の家以上の安心をもたらす。
1タグ
眼鏡フェチ
「落ち着けッ! 眼鏡は外せるんだぞッ!」
6月 2011
1件の投稿
1タグ
右腕フードプロセッサー女
中学を卒業して直ぐにKGC(改造少女養成学校)に入学した。
親はやっぱり反対して、すごくケンカもしたけれど、最後には高校にも入るという条件で、許してくれた。そのときのわたしは、今では、その条件を出してくれた事を感謝している。
子供のころ、熱に浮かれたように憧れていたのは、セーラー服美少女戦士だ。ふつうの中学生というにはカラフルで美形の彼女達は、セーラー服を着た超能力戦士に変身して、人々を脅かす超常生物と戦う。わたしはテレビの前で、彼女たちの美しさにため息をもらし、悪と戦い続ける彼女たちが時折見せる女の子らしい笑顔を微笑ましく見つめ、辛いことがあって泣いてしまう彼女たちと一緒になって泣いた。
一度だけ、彼女たちが戦うのを、自分の目で見たことがある。
...
12月 2010
1件の投稿
2タグ
文脈探偵
文脈探偵「七眼黄泉 五徳(ななめよみ ごとく)」
「我々が知らないだけで、運命という物は存在する。運命という物語が我々の行動を規定し、または我々の行動が運命という物語を紡いでいる。その物語の文脈を読んでやれば、ある程度のこれから起こる『運命の推測』は可能になる。ただし、我々が小説や映画のあらすじを予測するのとはまったく違う。それとは別の新しい技術が必要だ。
『運命の法則』を利用して、未来を覗く。古来より、人々はその技術を磨いてきた。占い等もそのひとつだ」
「何が言いたいのかね! 七眼黄泉君」
警部がしびれを切らして声を発する。
探偵・七眼黄泉五徳は、その
「基礎知識の説明です。私の推理が、直観や超能力ではない、技術であるということのね」
「それは必要なのかね」
「……時間がないのなら省きましょう。」
4月 2010
1件の投稿
1タグ
探偵オリンピック
探偵が競技化された未来。でも実際ほんとの殺人事件とかじゃないとのれないので、オリンピック期間中は、限定された場所での殺人や謎などは、警察に先んじてオリンピック委員会が接収する。 パーティ会場で起った殺人事件。しばらくして、白とか赤の服の一団が入ってきて、場を制圧。テレビカメラがはいってきて、最後に各国代表の探偵が入場する。 各国代表の探偵とは別に、オリンピック委員会から派遣される探偵が、最初に事件を捜査して、謎の答えと、手がかりを整理して、ポイント化する。
12月 2009
7件の投稿
2タグ
シナリオの街
町民が『物語の要請』に従い行動することを義務付けられた街。
ドラマチックな日常を夢見るもの、演劇の延長として考えるもの、ゲーム感覚で楽しむもの、ネットでは飽き足らない別の自分を作り出したいものが、街に入る。
案1
戸籍を改竄され、自分の名前を失った主人公は、シナリオの街に、自分の名前を持った人間を探しにやってくる(目的は明かされないまま物語は進む)
シナリオの街では、本当の殺人を目的とするストーリーが製作者サイドの狂人により計画されていた
終盤で明かされた予定の被害者の名前は主人公の名前だった
突然笑い出す主人公。気が狂ったのではなく、戸籍を奪われた主人公は狙われず、主人公が憎む自分の戸籍を持った人間が死ぬことがわかったからだった(どんでんがえし)
都合いい!
設定案
登録するとき、別の名前で登録できる
...
2タグ
オナラ使い
オナラを見えて操ることのできる人たちのはなし
オナラ使いの条件:オナラがみえる。オナラを触ることができる。オナラを操作できる。
オナラの三大要素は量、臭い、気体構成
「君もこれが見えるんだろう? さあ、君も出せよ」
オナラが見えると、密室でのオナラを避けたり、かわいいあの子がオナラして人のせいにしたりを見ることになったり
オナラで人助け、などなにか超人的な活躍ができるといいですね
2タグ
魂記録器
設定 その幽霊が存在するための設定として、魂記録器
未来、魂の解析が進み、人間はついに死をも超越した。
幽霊という制限付きながら、人は死んだ後も生きている。
死ぬ前に記録器に魂の形を覚えさせれば、魂は半永久的に保存し、また投影することができる。
維持費の問題
レベル的には、カツラや入れ歯。無くなったら辛いけど、代替できる。
食卓に並べられる朝ごはん。でもお父さんの前にだけ何もない。 虐めではない。それはお父さんが幽霊だからだ。 幽霊のお父さんがいる家族の話。 幽霊のくせに、箪笥の角に小指を打ったりする。 幽霊に慣れるまで、生前の感覚が忘れられないそうだ。
1タグ
実験都市
市民に特別な優遇処置があるが、都市全体で大掛かりな実験が行われる都市。
もしも、誰も服を着なかったら。
性犯罪は増加するか?
結果:男は勃起するだけで、警察に捕まるため、犯罪自体は少なくなった。
1タグ
シナリオの街
町民が『物語の要請』に従い行動することを義務付けられた街。
ドラマチックな日常を夢見るもの、演劇の延長として考えるもの、ゲーム感覚で楽しむもの、ネットでは飽き足らない別の自分を作り出したいものが、街に入る。
案1
戸籍を改竄され、自分の名前を失った主人公は、シナリオの街に、自分の名前を持った人間を探しにやってくる(目的は明かされないまま物語は進む)
シナリオの街では、本当の殺人を目的とするストーリーが製作者サイドの狂人により計画されていた
終盤で明かされた予定の被害者の名前は主人公の名前だった
突然笑い出す主人公。気が狂ったのではなく、戸籍を奪われた主人公は狙われず、主人公が憎む自分の戸籍を持った人間が死ぬことがわかったからだった(どんでんがえし)
都合いい!
設定案
登録するとき、別の名前で登録できる
『物語の要請』を拒否する場合は、一週間以内に立ち退き
...
1タグ
イデア戦争
宇宙からやってくる物の本質・イデアとの戦い
エヴァンゲリオンとかぼくらのの系列でしょうか。
巨大な何かが降ってきて怪獣大戦争
しゃもじ、孫の手、蚊取り線香etc
アットホームな防衛軍的な
なんかデッカイ日用品が暴れてたら楽しいんじゃないかと。
例えば「しゃもじ」
宇宙から降ってくる巨大なしゃもじ。原初たるしゃもじ。「死海文書の通りだ…」
地球代表(このときのために建造されたメカ巨大しゃもじ)と戦う。ごはんよそい対決とか。
闘いに破れたしゃもじは、世界から消える。全ては砕け散り、人々の記憶からも消える。
「これ以上、我々の文化を奪われてたまるか!」